イチイ
イチイ科 常緑針葉樹
学名:Taxus cuspidata
樹高:10~15m
別名:オンコ、アララギ
漢字名:一位、櫟
花:3~4月(雄)
実:10~11月(雌)
日本庭園の役木として
古くから親しまれています。
名前の由来は朝廷の官位を持つ
貴人が用いた笏(しゃく)を
イチイの材で作ったためと
伝わっています。
イチイの木材は狂いが少ないため、
天井板や工芸品、箸、鉛筆、
弓の材料に使われます
巨木になるものの、
非常に成長が遅いため
庭園樹として植えられます。
耐陰性があることから
日陰でも植栽可能です。
非常に耐寒性が高く、
寒い地域でも安心して
植えられますが、
逆に暑さの厳しい地域には
不向きです。
雌雄異株のため、
赤い実は雌にのみ付きます。
種には毒が含まれるため
飲み込むと危険です。