トチノキ
トチノキ科 落葉広葉樹
学名:Aesculus turbinata
樹高:20~30m
別名:オオトチ、クリトチ
漢字名:橡
花:5~6月
栃木県の県木であり、
山間部だと渓谷沿いの肥沃地に自生する
大型の落葉樹です。
栃木県民にはお馴染みですが
公園や街路樹によく植栽されています。
葉は13cm~30cmの先端が尖った楕円形で
春には白や薄紅色の花が円錐状に咲き、
秋には実をつけ種子は栃の実と呼ばれています。
栃の実はサポニンという毒性を含んでおり、
苦味や渋みが多くリスなどが食することは
ありませんが、手間はかかるものの、
渋抜きをすることで食用となります。
樹皮は暗褐色~灰褐色で
褐色の大きな波形の模様があります。
剪定は落葉期の12~3月頃に行いますが
放任しても形が崩れないため、
自然な樹形が一番美しいと言われています。
冬芽は光沢と粘りのある樹脂(ヤニ)に
覆われているので剪定する際は
ベタベタとの戦いにもなります。