イロハモミジ
カエデ科 落葉広葉樹
学名:Acer palmatum
別名:イロハカエデ、タカオカエデ
漢字名:いろは紅葉、いろは楓など
樹高:5~10m
花:4~5月、新葉 4~5月
実:11月、紅葉 11月
紅葉といえば真っ先に思い浮かぶのがモミジでしょう。
「紅葉」と書いて「モミジ」と読むくらいです。
紅葉だけでなく新葉も美しく、また秋に付く翼の付いた実は面白い形をしています。
よく「カエデとモミジは何が違うの?」という御質問を受けますが、
「カエデの仲間のモミジという木」というのが答えです。
紅葉ですが暖かい地域では美しい赤色の葉を見るのは困難です。
昼夜の寒暖の差が激しい場所、夏場に雨がよく降ることなど
条件が揃わなければ美しい紅葉を見ることが出来ません。
山地が紅葉狩りの名所になっているのは、
これらの条件が揃っているからだといえます。
近縁種にヤマモミジ、オオモミジがありますが素人目には判別困難です。
和風庭園の役木として使われますが、
和洋を問わず使用できます。
また株立のイロハモミジを使えば、
雑木の庭を演出することもできます。
カミキリムシの幼虫
「テッポウムシ」の害に遭い易い
樹木です。木の調子が悪かったら
根元付近をよく調べてください。
幹に穴が開いているか、
オガ屑が地面に落ちていたら
食害に遭った証拠です。
専用の殺虫剤を使用するか、
細い針金を穴に差し込むなどして
殺虫してください。
放任しておくと枯れてしまう
危険があります。